太地 Taiji, Wakayama

2021年12月。 和歌山県太地町太地。

岩門、和田の岩屋と呼ばれる山をくり抜いた門がある。岩門と書いてセキモンと読む。バス停の名前は石門だった。捕鯨の祖、和田家の通用口として掘られたそうだ。

 

中に入るとこんな感じだ。

 

港側の道から見ると何もないただの岩の穴だが、中に入ってみて驚いた。かつては和田氏が居を構えていた敷地だというが、そこにはびっしりと民家が立ち並んでいた。車も通れない狭い路地が入り組んでいてまるで迷路のようだった。私はかつて香港の新界で何ヶ所か訪れた圍村(四方を塀で囲まれた村)を思い出した。圍村も石の塀で囲まれた敷地に入るとびっしりと家が立ち並んでいる。まるで同じ印象だった。

     

建物は板壁で主に白っぽいペンキが塗られている。アメリカ移民の歴史が関係しているのかもしれない。

    

境目ははっきりしないが、この一帯から外れると大きな板張りの木造建築が並んでいた。

 

えびす神社の鯨の骨で作った鳥居。三代目だそうだ。私は初代の写真を撮ったのを覚えている。ただ、今回探してみたが見つからなかった。

 

(それぞれの写真はクリックすると拡大されます)

#古い町並み #太地 #岩門 #石門 #和田の岩屋 #鯨骨鳥居

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