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2002年12月。 鳥取県若桜町大字若桜。
カリヤ(仮屋)と呼ばれる軒を張り出した民家が並んでいる。雪の多い土地柄らしく、雪が積もっても歩けるように工夫した町並みだ。
2002年12月。 鳥取県若桜町大字若桜。
(追記)18年ぶりに若桜を再訪した。前回のことはほとんど記憶になく、撮って帰った写真を見て、同じ場所へ行ったのだと確認した。以下は2020年6月の撮影。
1番上の大きな写真と越屋根になまこ壁がある家はおそらく同一の建物だと思われるが、その家はそのまま残っていた。
その左隣の家も美しい格子造りだった。格子戸の中にくりぬかれた小さな小窓が見える。この小窓は伊勢参りの人たちに水や施しを与えるための小窓だったそうだ。街道を歩くお伊勢参りの人たちは柄杓を手に歩いていたというが、その窓から差し入れられた柄杓に飲み物や小銭などを入れてあげていたのだろう。
3枚目の手押し車の置いてある家はこの家だ。珍しい3階建てだった。
その次の写真の家も健在だった。
蔵通りの町並みは、整備されたのか、ずいぶんときれいになっていた。
前回は駆け足で回ったが、今回はゆっくりと散策した。
若桜民工芸館。旧中尾邸にもおじゃました。
中尾邸は無料で公開されていた。
かりやのある家はけっこう残っているが、続いているのではなく、点在している。町並みとしては途切れ途切れで、実際に雪が降った時にかりやを伝って歩くということはできそうにない。
元は飲み屋街だったのだろうか。看板だけが残っていた。
若桜鉄道の若桜駅。古い駅舎は現役で使われていた。古い機関車や車両も保存されていた。
文化財に指定されている若桜橋。
町のはずれには移築された古建築が保存されていた。
茅葺きの旧三百田氏住宅。
無動山永福寺山門と仁王さん。
旧若桜銀行の建物。
2020年6月。 鳥取県若桜町。