8月17日
広州からは夜行の船で香港へ。２等だが快適。一夜明ければ近代的な香港の街。香港ではSくんやKくんらと偶然再会して、17日はジャッキー・チェンの映画を見たり、中国将棋を教えてもらったりして、一緒にすごす。（1984年）
日本語タイトルは「スパルタンＸ」。原題は「快餐車」。ジャッキー、サモハン、ユンピョーの３人がそろって出ているアクションコメディー。英語と中国語の字幕つきで、充分楽しめた。（2001年）
８月１８日
ケーブルカーに乗って、ビクトリアピークへ。ケーブルカーの傾斜が急でなかなか面白い。（1984年）
ビクトリア・ピークには、山の周りを一周する遊歩道があるが、そこまで来る観光客は多くない。香港のカップルや子供たちのハイキングコースになっているようだ。遊歩道のまわりには落書きがやたらと多いが、日本人のものはない。団体客は、ほとんどピークタワーから下を眺めてそれで下りていくらしい。（1984年）
この旅行で、SくんやKくんらと飲茶に行ったのが、飲茶初体験。それがやみつきになって、後に何度も香港に行くことになった。（2001年）
夕方からは連日の映画。香港の映画は声は中国語で英語の字幕が出るので分かり易い。値段も６００円弱で安い。香港の映画は、娯楽が前面に出ていて、理屈抜きで楽しめてよい。（1984年）
この日は、一人で映画に行った。「全家福」とかいう題名のホームドラマ。これも単純な筋でつたない語学力でもよく分かった。
音声は広東語なのだが、当時は北京語（普通話）と広東語を聞き分けられるはずもなかった。字幕は中国語と英語の両方がでていた。それは、今でも同じ。中国本土に行くと、普通話の映画には字幕がつかないので、ほとんど理解できない。（2001年）
音声は広東語なのだが、当時は北京語（普通話）と広東語を聞き分けられるはずもなかった。字幕は中国語と英語の両方がでていた。それは、今でも同じ。中国本土に行くと、普通話の映画には字幕がつかないので、ほとんど理解できない。（2001年）
台湾や香港の映画には中国語と英語の両方の字幕が出るものが多い。言語も含めて多文化を認めているということ。中国大陸の映画や吹き替えの洋画などは普通話の場合は字幕が出ない。ひとつの統一国家という意識の表れか。（2020年）
旅の終わりに時間をもて余してしまう。アバディーンへ出かけるが、それほど面白くない。安ホテルの冷房が夜だけ効きすぎて、少し風邪気味で疲れる。そろそろ体力の限界を感じ出す。おまけに日本人もいなくなってしまって、早く帰りたいという気持ちが強くなった。（1984年）
中国から香港に戻ってきて、一番困ったのは物価が高いこと。中国の安い食費等に慣れすぎて、香港ではなかなか楽しく食事をしたり、買物をしたりできなかった。もう一つは、香港のガイドブックを持っていかなかったこと。下調べも何もしなかったので、何をしていいかわからず、時間を持て余した。今から思えば、本当にもったいない。
アバディーンの写真を見ると、左端の方に有名なジャンボ（珍寶）の看板が見える。この写真で見る限り、当時はそれほど大きくもなく、他の船に囲まれている。（2001年）
アバディーンの写真を見ると、左端の方に有名なジャンボ（珍寶）の看板が見える。この写真で見る限り、当時はそれほど大きくもなく、他の船に囲まれている。（2001年）
香港では、重慶大廈（チョンキンマンション）の中にある招待所（ゲストハウス）に泊まった。中国の旅で知り合った日本人たちから口コミで聞いていたドミトリーで、名前は忘れてしまったが、そこで何人かの日本人と再会することもできた。
有名な安宿で、今になってその話をすると、みなにびっくりされる。普通は危ないので、そういう場所には泊まらないらしい。当時は何も知らず、平気で泊まっていた。後に王家偉の「重慶森林」（恋する惑星）にこの建物が登場した。（2001年）
有名な安宿で、今になってその話をすると、みなにびっくりされる。普通は危ないので、そういう場所には泊まらないらしい。当時は何も知らず、平気で泊まっていた。後に王家偉の「重慶森林」（恋する惑星）にこの建物が登場した。（2001年）
当時はガイドブックも十分ではなく、口コミが主な情報源だったので、同じようなドミトリーにみんな集まってきた。このとき泊まったドミトリーは有名な重慶マンションの中にあった。ドミの名前は覚えていない。SくんやKくんたちとはこのドミで再会したのだと思う。（2020年）
この旅の、おおまかな日程は以下のとおりだった。
7月23日 大阪発 ソウル、台北経由 香港着 香港泊
7月24日 香港発 羅湖、深せん経由 広州着 広州泊
7月25日 広州発 車中泊
7月24日 香港発 羅湖、深せん経由 広州着 広州泊
7月25日 広州発 車中泊
7月26日 車中泊
7月27日 鄭州着 鄭州泊
7月27日 鄭州着 鄭州泊
7月28日 鄭州発 車中泊
7月29日 西安着 西安泊
7月29日 西安着 西安泊
7月30日 西安泊
7月31日 西安泊
7月31日 西安泊
8月1日 西安発 車中泊
8月2日 太原経由 大同着 大同泊
8月3日 大同発 車中泊
8月2日 太原経由 大同着 大同泊
8月3日 大同発 車中泊
8月4日 北京着 北京泊
8月5日 北京泊
8月5日 北京泊
8月6日 北京泊
8月7日 北京発 車中泊
8月7日 北京発 車中泊
8月8日 蘇州着 蘇州泊
8月9日 蘇州発 船中泊
8月9日 蘇州発 船中泊
8月10日 杭州着 杭州泊
8月11日 杭州発 桂林着 桂林泊
8月12日 桂林泊
8月11日 杭州発 桂林着 桂林泊
8月12日 桂林泊
8月13日 桂林泊
8月14日 桂林発 広州着 広州泊
8月15日 広州泊
8月14日 桂林発 広州着 広州泊
8月15日 広州泊
8月16日 広州発 船中泊
8月17日 香港着 香港泊
8月17日 香港着 香港泊
8月18日 香港泊
8月19日 香港泊
8月19日 香港泊
8月20日 香港発 大阪着