![](http://masataka.ciao.jp/wp-content/uploads/2022/07/2013_05_21鹿畑001-980x587.jpg)
2013年5月。 奈良県生駒市鹿畑町。
今は近鉄電車の学研登美ヶ丘駅ができ、周りも新興住宅地だらけになってしまったが、鹿畑町にだけ昔ながらの農村が残っている。
私が子どものころは最寄りの山田川駅から出るバスの西の終点が鹿ノ畑だったので、私の頭の中では「しかはた」ではなく「しかのはた」だ。当時は一番山奥の村という印象だった。
大和棟をはじめとして昔ながらの藁ぶき屋根の形が多数残っている。全部葺き替えられていて、藁ぶきのままの家はない。上の写真とよく似た家がみんぱくに模型が展示されている。
2024年4月再訪。実は車でほぼ毎日鹿畑を通過している。集落は国道のすぐ横にあるが、道が狭く停める場所もないので中に足を踏み入れることはまずない。今回は前から気になっていたネパール料理屋さんに伺ってついでに散歩もしてみた。
ネパール料理パリワール村。東生駒の方から引っ越してこられたようだ。
葺き替えられているが、藁葺きの形を残した農家
大きな家が多い
改めて歩いてみると、本当に大和棟の家が多い。すべて瓦等で葺き替えられているが、形はそのままだ。何十年か前にゆっくり歩いておけばよかった。こんなに近くなのにと何度も後悔する。
一軒の家の長屋門を覗いてみたら駕籠が吊ってあった。何とか家住宅というような形で保存されている家で見かけたことはあるが、普通の家の門に吊ってあったのでびっくり。
(それぞれの写真はクリックすると拡大されます)
#古い町並み #大和棟