奈良県五條市新町。 2010年。
五條の町には思わず足を止める看板や意匠がたくさんある。
虫籠窓と格子窓。1991年。
格子戸と出格子。1991年。
なまこ壁。1991年。
商店街の飾り付け。五條商励会。1991年。
牛乳屋さんの屋根看板。2010年。
懐かしいホウロウ看板。2010年。
映画の宣伝の掲示板。すでに使われていなかった。2010年。
昔はこういう映画のポスターを貼る掲示板が町のあちこちにあったが、今はなくなってしまった。映画館の前にも上映中の映画の大きな看板があったのだけど、今のシネコンで映画の大きな看板を出しているところはほとんどない。知らない者にはどこに映画館があるのかすら分かりにくくなった。
たばこ屋さん。看板だらけだが、店は閉まっていた。2010年。
喫茶店だったらしい。2010年。
風呂屋の煙突。大国湯さん。2010年。
2010年。
旅館。2010年。
上の4枚は1991年の写真。五條新町が国の重伝建に指定される前なので、修復等が行われていない。
上の5枚は2010年の写真。少し整備が進んでいる。
町並みの向こうに高架の建造物が見えるが、五新鉄道の跡だ。五新鉄道跡の写真はもう少し下に載せる。
以上の8枚は2010年。3枚目には袖壁が写っている。6枚目と7枚目には袖うだつではないのだが、それに近い構造物が見られる。隣家との境の防火壁の一種だろう。
五條と和歌山県の新宮の間に鉄道が計画されていた時代があって、その痕跡が少し残っている。
2010年。
壮大な計画だったらしいが、頓挫してしまった。今は高速道路も五條からは新宮の方には向かわないで和歌山の方に曲がっている。その京奈和道も未完成のままだ。こちらはそのうちできるのだろうが。
五條の中心部から少し離れたところに指定文化財の藤岡家住宅があるので、そちらもあげておく。
立派な魚の鏝絵があった。
藤岡家住宅。奈良県五條市近内町。2010年。