綾部 Ayabe, Kyoto

2012年5月。 保壽堂(旧堀文具店)。 京都府綾部市田町。

綾部の町で見かけた印象的な建物、保壽堂(旧堀文具店)。

 

綾部はグンゼ発祥の地で、今でも関連の施設がたくさんある。グンゼが郡是であることをここの記念館で初めて知った。郡是とは聞きなれない言葉だが、国是という言葉を郡にあてはめたものだ。綾部市は当時は何鹿郡(いるかぐん)だった。

グンゼ綾部本社  グンゼ記念館 

そこに展示されていた「五十年後ノ蚕都」という絵図が面白かった。

養蚕業、生糸の町だったので蚕都という名前をつけたのだろう。ダウンロードして拡大して見てください。昭和2年(1927年)の制作。今は2022年なのでほぼ100年後になったけれども、読んでみると面白い。

右上、グンゼの資本金、50年後の予想2億5千万。2022年現在260億。貨幣価値が変わっているので何とも言えないがこちらは大躍進。

右上、人口と戸数、50年後の予想は175,000人、35,000戸。2022年の綾部市の人口は31,200人、13,600世帯。大きく下回っている。

右下、自動車、50年後の予想は15,000台。2018年の登録台数が30,000台。これは20台しかなかった時代の予想としては的中していると言えるだろう。

中央下、銀行、当時が4行で50年後の予想は50行。現在は2行だけ。

左下、学校数、50年後の予想は22校。現在は17校。これも4校当時の予想としては的確だ。

左下、面積、50年後の予想は4平方里。現在は合併の結果347平方キロ。平方里に直すと22.5平方里。予想以上の拡大。

細部をじっくり見ると本当に面白い。画像が鮮明でないのが残念。

綾部の町には印象的な建物がたくさんあった。

   紙屋さん

 看板建築が面白い。

 

スナックや飲食店の並ぶ通り。

   

 荒物屋

 眼鏡屋のショーウィンドウ

たまたま入った食堂のテーブルの上。

 

(それぞれの写真はクリックすると拡大されます)

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