野良時計。高知県安芸市土居。 2020年2月。
いつも行き当たりばったりで出かけるが、今回の高知行きも直前に思いついた。その時、漠然とした目的地に選んだのが野良時計だ。何十年も前に町並み歩きを始めたころに写真で見て、それからずっと気になっていた。
ようやく実物にお目にかかったわけだが、ああ、こういうものだったんですね、という感想だった。しかし、野良時計そのものよりも、周りの土居地区の光景には深く感動した。はるばる来て良かったという感想を持った。
野良時計のすぐそばの古い重厚な民家と水路の町並み。野良時計とは通りをはさんで反対側の地区にある武家屋敷の町並み。そして、野良時計。三つの異なる美しい町並みを歩けて、本当に良かった。
野良時計のすぐ裏にある集落の町並み。水路とその石積が見事だ。この曲がり角の美しさ。
水路と重厚なお屋敷、立派な門。
石の塀や水切り瓦も高知県らしい町並みだ。
道の反対側の集落。これは比較的新しい消防関係の建物。
こちら側は武家屋敷だったという建物が点在している。石塀が見事。
門番は猫。
古いポンプも残っていた。門から中を見ると縁側の風景が。
石塀、長屋門、生垣と異なる種類の塀が屋敷を取り囲んでいる。
板塀(長屋門)と生垣が向かい合っていた。
笹を使った生垣。向こうには水切り瓦の建物。
2020年2月。 高知県安芸市土居。